第88回(公社)日本口腔外科学会九州支部学術集会

大会長 森 悦秀

(九州大学大学院歯学研究院 口腔顎顔面病態学講座 口腔顎顔面外科学分野 教授)

 
 あらためてご挨拶申し上げます。

 第88回(公社) 日本口腔外科学会九州支部学術集会開催を仰せつかり、本年5月30日に九州大学医学部 百年講堂 大ホールで開催する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症蔓延により、4月7日に政府から非常事態宣言が出されたことを受けて延期としておりました。その後、ステイホームの呼びかけのもとに行われた社会的な外出自粛の成果が出て、去る5月25日に福岡県の非常事態宣言が解除されました。これを受け、学会本部、九州支部代議員会と慎重に協議し、予備日として会場を確保していた8月15日に本学術集会を開催する決断を致しました。

 しかしながら新型コロナウイルス感染症は終息したわけではなく、感染第2波、第3波がいつ襲ってくるか予測がつかず、アフターコロナ、ウィズコロナが現在のキーワードです。在宅勤務、リモートオフィスがにわかに注目されてWEBによる遠隔会議システムが発達し、教育の現場でも遠隔講義を当たり前に行える環境が急速に作られてきました。本集会を遠隔会議単独で行うことも検討しましたが、やはり集まれる可能性にかけてみようと思い立ち、現地会場開催とWEB開催を併用したハイブリッド方式を発案しました。本方式で開催をお認め下さった学会本部、九州支部代議員の先生方に深く感謝致します。暑いお盆の最中の開催ですので、無理に会場来ずとも涼しい中で、感染を気にせず参加していただけるのではないかと期待しています。

 現地会場は3密を防ぐために入室者数を定員の半数以下に抑え、感染防止に十分な配慮を致します。WEB参加者の定員は1,000名ですので、十分なキャパシティを有しています。単位の認定システムも準備しており、会場に行かなくても単位が取得できるように致しますので、奮ってご参加下さい。新しい試みですので、いくつかお願いがあります。本ホームページのお願いをお読み下さい。特に、集会受付を円滑に行うため。1週間前までの事前参加をお願いすることになりますので、よろしくお願い申し上げます。

 近年、日本口腔外科学会九州支部学術集会は盛り上がりを見せ、参加者は年々増加しております。これは構成員である先生方の意欲の表われであり、九州地区の口腔外科の益々の発展が期待されます。新型コロナウイルス感染症に負けず、本集会を盛り上げていただけたらと思っています。WEB参加で演題発表が可能ですし、質問をしていただくことも可能です。

 今回、敢えてテーマは定めませんが、症例報告だけでなく、様々なジャンルの発表を期待しています。また、九州地区口腔がん研究会併催セッションも予定しています。

 夕刻には歯科臨床医リフレッシュセミナーを同じ形式で開催致します。本セミナーは専門医制度の研修単位に認定されていますし、今回は「ボーダレス化する感染症への対策」の題で九州大学病院 グローバル感染症センター長 下野信行 先生にお願いしており、まさに時節に合致した内容になっています。福岡に行かずとも自宅からリフレッシュセミナーを聴講し、単位取得が可能ですので、九州支部の会員の先生方だけでなく、是非全国から参加していただけたらと期待しています。

 よろしくお願い申し上げます。


2020年6月12日